現代のデザインで大切なこと
長いことお世話になっている、ISSグループの25周年記念の講演会と祝賀会に御招待を受け、参加させていただきました。
講演は、藤野陽三先生(東京大学)の「想定外に備える防災」、小澤一雅先生(東京大学)の「インフラマネジメントの将来展望」、三木千尋先生(東京都市大学)の「健全なインフラを持ち続けるために」と、盛りだくさんで、しかも現代の土木建築業界が直面している問題に沿った内容のお話で、とても参考になりました。
いわば、コンクリートと鉄によって発展してきた現代の日本の状況を、どのように維持していくか。それには具体的な目的の設定が最も重要であるといった感想を持ちました。
帰りに偶然東京駅に出てしまい、私が携わった東京中央郵便局の完成後の姿に初対面となり、思わず携帯のカメラで写真を取りました。このビルが目指したように、古いものと新しいものとの融合、調和ということも、もうひとつの現代建築の大事な要素なのではないかと私は思います。