玄関の風景

日本の一般的な家の場合、玄関は靴を脱ぐ所という大きな役割があるので、最小限のスペースで靴が脱げて下駄箱があれば、とりあえずの用は足りるのかもしれません。

特に都会で土地の広さが限られている場合には、居間などの広さの方が優先され、玄関スペースのウエイトは小さくなりがちです。

しかし私の場合、玄関はなるべく大きめに作ることにしています。それは、玄関は外の世界から内の世界への緩衝地帯という風に考えているからです。

この緩衝地帯を通り抜け、気持ちのスイッチを徐々に切り替えながら居間に入って家族と顔を合せるというプロセスが、外の世界のしがらみを家に持ち込まないで済むような、安定感を生む気がします。

できれば花や絵を飾るスペースがあったりすると、より気持ちの切り替え効果が高いと思います。
「おもてなし」の気持ちを表現できる豊かな家に住むことは、幸せなことでしょう。

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