目白まちづくり倶楽部が「住まい・まちづくり担い手事業」として国交省から認定を受けて進めているボランティア事業の一環として、目白地域のコミュニュティー道路を作るための研究を私が担当することになりました。
8/28(土)にそのための一環として、地域の皆さんと一緒にコミュニュティー道路の事例見学に行ってきました。



用賀プロムナードいらかみち:1986年象設計集団+計画技術研究所が設計。甍をモチーフに遊び心たくさんのよいコミュニュティ―道路であった。車も通行していますが、人のが歩きやすい人の為の道路であるメッセージで溢れていた。この道路であれば、ゆっくりと目的もなく歩いてみたい気になると思う。


高幡鹿島台ガーデン54:1984年宮脇檀設計。住宅地の造成の中で道路を設計しているので、目白とは性格が違うが、車の速度を落とすための工夫がたくさん盛り込まれていた。私有地と公道の間の空間に緑が植えられていて、同じザインで統一されていることによって、全体が一つのまちとして一体感が有る。


千駄木3・4・5丁目コミュニュティーゾーン:千駄木小学校や幼稚園のある通り。性格は目白のケースに近い。既にある道路をコミュニュティー道路化するのはなかなか大変であろうことが想像された。おそらくこのケースは機能的な要素に絞って計画のしたのだろうと思われる。無電柱化を計って、照明灯にトランスを乗せている。
公と私の間の空間を、もう少し充実させることが出来れば、景観的にもよい道になりそうな気がする。
パープルウッドのフローリングが完成し、ハカランダ材の試作段階から一緒に製作活動していただいた、先輩建築家の加藤将巳さんのオープンハウスでお披露目となりました。
20センチ幅の板に木目がしっかり出て、いい感じに仕上がりました。

「玄関が暗いので明るくしたい。」という要望に応えて、玄関ドアの一部をくりぬいてガラスを入れる細工をしてみました。
防犯ガラスを使っているので割っても手が入りません。愛着のある無垢桜材のドアも生き返りました。
Fさんにも喜んでいただけたようで何よりです。玄関の明るさは充分に確保できました。
Befor After 防犯ガラスを入れた後に塗装
全景 玄関内側から
Fさんの家の屋根と外壁の改修が終わりました。
右の写真は、別の2社のガルバリウム屋根材を重ねて撮ったもの。上が今回採用したG社のもの。下が今回不採用とした某社のもの。
断熱材の厚みが違います。

写真のように、保護用のウレタンUV塗装見本が3種類出来あがりました。
手前から奥へ、クリア塗装。赤みを目立たなくしたもの。黄色を強くしたもの。
クリアな物が、一番コントラストが大きく出てきれいです。色を入れるほど、薄い部分と濃い部分の差が無くなってしまいがち。
色を入れるほど自然の木目から離れる気がします。

仕事の打ち合わせで、さつきつつじが咲き始めた沼津に行った後、UIAのお茶会に向けて、お茶と英会話のレベルアップの会?に参加。
まずは正座ができるように頑張らないと。

一昨日の雨で、ギタリストの家の吸気口から雨が吹き込み、壁内部を伝って、窓枠の上から雨漏水が出ました。昨日朝から現場にて検証。
壁が入隅になっていることと、下にサッシ枠が出ていることで、風が巻き込んで雨と共に吸気口から吸込んだことが判明。
対策としては、水が内側に流れないように、内部にシーリングで防水堤を作り、外部側のフード内にはフィルターを仕込み、風が吹いても直接雨が入らないようにしました。
これで、おそらく大雨でも吹き込まないと思います。

ハカランダフローリングを製品化するまでの時間が掛るので、現場工程に乗らない可能性が出てきました。
そこでハカランダ代用品を探しに、北三株式会社千葉センターに行ってきました。
パープルウッドは、ハカランダの代用品として、ドラムやギターなどの楽器に使われている木です。
木目はハカランダに良く似ています。

JIA関東甲信越支部の広報委員として初めての仕事として、照明デザイナーの東海林弘靖さんのOFFICEを訪ねて、取材してきました。面出薫さんと共にTLヤマギワ研究所やLPAで活動されていたということもあって、基本的な照明に対する考え方は似ているなという印象を持ちました。
あくまで私の主観ですが、面出さんが自然の光を忠実にそしてダイナミックに再現しようとしているのに対して、東海林さんは、より身近な生活の中での人と光の関係をとらえて柔軟に表現しているように思いました。
インタビュー内容はBulletin6月号発行までお楽しみに。
東海林さんが書かれたDelicious Lightingという本がとても面白く、取材後に即購入。サインまでいただきました。
それほどお金をかけなくとも、一般の方誰にでもできるような照明のアイデアが満載。しかも解りやすい。
この本はお勧めです。日本人が古来から受け継いだ明かりや自然との関わり方を再認識させてくれるような、わくわくする本です。

「Delicious Lighting」デリシャス ライティング TOTO出版 \2,200円
本日は、ギタリストの家のスタジオドアの改善工事に立ち会いました。
内側の遮音ドアと外側の遮音ドアの間の床下から、重低音が抜けているということに対しての改善策として、以下のような工事をします。
(1)コンクリートブロックを床下に箱状に積み、ブロック内側表面を全面モルタルで覆う。
(2)ブロック内部に砂を詰める。
(3)上面をモルタルでコテで塗り固め、床下の部分にもコンクリートブロックと砂とモルタルの塊を作る。
(4)沓ずりの上にもう一枚ステンレス板をかぶせ、遮音ダンパーゴムとの密着を良くする。
(5)フローリング下地合板を式、その上にフローリングを貼る。
今日は(4)までで、月曜日に(5)を行います。
この状態でドラムと大音量のエレキギターでテストしましたが、結果は良好。
確実に重低音と高音が消えました。


名古屋までハカランダフローリングの材料になるハカランダ突き板の検品に行ってきました。
合板に加工する専門の業者の社長も立ち会ってもらったのですが、実際のところ保存状態があまり良くなく、相当のロスを覚悟して加工をせざるを得ないということでした。加工に手間がかかる上に材料のロスが大きいとなると、コストが上がってしまいます。
木に対する愛情充分で商売度外視の㈱松井の松井さんからすると、大切なハカランダをそのような使い方はしてほしくないという思いから、自分で製品化をしてみるので、その状態で使えるか使えないか判断してほしいという提案が出ました。
この材料の性質上、多少のひびが入ったり、ピンホールなども残るかも知れないけれども、それも含めて、あるいはそれさえも良い味になったり、手作り感が出て来るかもしれません。
一般の工業製品としてはそれでは失格でしょうが、性能上支障が有ったり、著しく見栄えが悪いということではない限り、問題がないという考えもあります。
いずれにしても、どんなものが出来あがるか、その結果待ちとなりそうです。

2010年3月26日(金)(明後日)発売の「私の家づくりno.64」 主婦と生活社 発行の雑誌に、ガラス階段の家が掲載されます。
「建築家とつくる、こだわりのキッチン&バス」という特集です。
既製品ではなかなか実現できない、楽しいデザインや収納などのアイデア満載のキッチン&バスをご覧いただければと思います。

http://www.amazon.co.jp/%E7%A7%81%E3%81%AE%E5%AE%B6%E3%81%A5%E3%81%8F%E3%82%8A-64/dp/439162978X
Fさんの家に使用検討中の、断熱塗料のメーカーに行って、いろいろな実験を見たり、説明を聞いてきました。

これは面白い塗料です。以前、結露が発生したO邸のガラスブロックのサッシに使用して、その効果は既に認識しているのですが、
今回あらためて、断熱のメカニズムや、副産物的に得られる効果についても、話を伺ってきました。
その効果とは、消臭、マイナスイオン発生、吸音、遠赤外線発生、などです。
ものすごく簡単に言ってしまうと、塗料に含まれるセラミックが、光や音波などを乱反射することによってこのような効果が生まれるということだと思います。
非常に面白く可能性のある塗料です。また、仕上げも、小手塗り、吹付け、刷毛塗りなども可能で、左官のような仕上げはほぼ対応可能です。
外部に塗って15年程度という長寿命も魅力です。
私のHPを作成してくれている福島君の紹介で、ワシントン条約により輸出入禁止の、今では大変貴重な木材であるハカランダ(ブラジリアンローズウッド)が手に入る事になりました。
これは、昔はギターなどの楽器や高級家具に良く使われていた材で、とても堅くて、木目が黒と茶色と白の暴れた感じのする縞模様という、見た目にもすごく面白い材料です。
これをまずフローリングにしてみようということで、試作品を作ってみました。
ニーズの多い床暖房用ということと、木目が生きるように150ミリ幅ということで設定してみました。
出来あがると、これがなかなかワイルドでいい感じです。フローリングでは今まで見たことがないような木目。すごくいいです。
床か壁などに、これを使った前提で、部屋や家をデザインしてみたら面白いかもしれません。
表面を貼るときに割れが出るところは補修の方法を考えるなど、少し改良すれば実用出来ると思います。

ギタリストの家の防音ドアについて、私が前回の調査で解った問題点を整理したものを、施工業社に見せて、一つづつ解決していくことにしました。
全回ドラムとギターの実験をして解ったことは、ドアが閉じたときに、防音ゴムとドアが密着度が甘いということで、今回は防音ゴムの下にかさ上げのためのゴムシートを入れるという処置をしました。
その結果、驚くほど防音性能が改善しました。特に中音域から高音域が顕著に効果が表れました。
当たり前ですが、ドアに関しては隙間の防音ゴムを締まった時に出来るだけ密着させることがポイントのようです。
次回は、沓ずりとドアの隙間の改善のために沓ずりの水平成形と、床下を抜ける重低音の遮音改善を予定してます。これで、ほぼ当初予定していた防音性能は得られると考えています。

2007年に竣工したO邸のスタジオドアの部品が、メーカーの不良で、2重扉の2枚ともほぼ同時に壊れました。メーカー側が、当時の製品のライン異常を認めたため、無償交換となったのですが、その後、以前よりドア外で音漏れがするということで、調査に行ってきました。
防音ドアとしてはたしかに音漏れがします。防音ゴムの当たりを良くする以外にももう少し改善する必要がありそうです。施工会社が立ち会ってないので、次回必ず立ち会うように電話連絡し、次回までの間に解決法を探ります。

先日、某寺の住職と話した時のことです。この住職は大学で教鞭をとっておられる方なのですが、ある日、学生にお茶を入れるように頼んだところ、ペットボトルのお茶が出てきたそうです。聞いてみると、お茶の入れ方が解らないからということでした。
これからお坊さんになろうという学生の中で、急須でお茶を入れたことがない学生がいるという事に、とても驚いたそうです。
ペットボトルのお茶は、言ってみれば既製品。建築の世界でも同様に、木、布、石に似せた塩ビ製品などの既成品が増えて、なかなか本物が見られないという話で盛り上がりました。
古い物は文化を伝えます。それに対して、新しい物は文化を作っていきます。
これはどちらも大切な事。スポーツの世界が、新素材の道具によって進化するように、建築もまた新素材によって進化しているのだと思います。
古い物を大事にするだけではなく、新しい物を受け入れる柔軟さも必要でしょう。
そうは言いながらも、お茶はやっぱり急須で入れるものだと思う私です。

西新宿の東京オペラシティ―1階、木童ショールームで11/12(木)~11/28(土)まで開催される、「いえイエ家展」に私も出展します。
模型とパネルや映像なども公開されますので、興味ある 方は是非足を運んでみてください。
